お子さまがいる家庭、またはこれから出産を控えているプレママさんのなかには
教育費の準備について不安に感じる方が多いのではないでしょうか。
二人目を考えているママさんでも、
『お金がかかるから二人目は諦める』という選択をされる方もいるくらい。
それぐらい、子育て家庭にとって「教育費」の負担は経済的な悩みとしてあがってきます。
でも、家計の負担を軽減しながらお子さまの教育費を準備する方法はありますよ♪
今回は家計負担を抑えながら教育費を準備するコツについてお伝えしていきます。
目次
- 子育てにはお金がかかる
- 教育費は一体いくら用意すればいい?!
- 教育費を準備する上でのポイント
- 児童手当を活用しよう♪
◎子育てにはお金がかかる
子育て世代でもそうでない方でも、
『子育て=お金がかかる』というイメージがあるのではないかなと思います。
妊娠〜大学進学までにかかる費用全体を表にして見てみると…
妊娠中から大学進学をさせるまでに、
子育て期間全体である程度のお金が必要であることが読み取れます。
中でも一番大きなお金が必要なのは、
教育資金。
日本では『人生の3大資金』にあがるくらい人生で大きなウエイトを占めている支出のひとつなんですよね。。
子供を育てていく上で、多くのママたちがまず不安に感じる項目でもあります。
少し古いデータではありますが
内閣府が行った2014年「結婚・家族形成に関する意識調査」の結果によれば
子育ての不安要素についての問にたいして
「経済的にやっていけるのか不安」63.9%
と半数以上の子育て家庭が経済面の不安を抱えています。
◎教育費は一体いくら用意すればいい?!
下の図は幼稚園〜大学進学にかかるまでの費用をまとめた表ですが、
全て公立に進学すれば、
トータル約780万円
全て私立に進学なら、
トータル約2278万円
もしも大学のみ私立四大だとしても、
約982万円なのである程度まとまった金額の準備が必要に。
ちなみに、もしも親元を離れて一人暮らしや進学した場合には上記の表中金額+αで
- 引っ越し代金
- 生活費の仕送り代金
などもかかってくるので、余裕を持った資金づくりが重要だといえます。
しかし、いきなり何百万円、何千万円という金額をどーん!と用意しないといけないわけではないです!
◎教育費を準備する上でのポイント
準備する上でのポイントは、
①いつまでに
②いくら準備が必要か?
ここをご家庭の進学イメージに合わせて明確にしておくことです✨
明確にすることで、ゴールから逆算してどのタイミングまでに準備していけばよいか分かるようになるからです。
例えば、幼稚園〜オール私立へ進学を想定している場合…
お子さんが生まれた時点で早期から計画的に資金づくりが必要になりますが
幼稚園〜高校までは公立、大学から私立を想定している場合…
お子さんがまだ小さければ比較的時間の余裕があるので、
家計の負担を最小限に抑えながら準備を進めていくことができます。
ここからは、
大学から私立進学を想定している場合
①いつまでに ②いくら準備が必要か?
を解説していきます。
①いつまでに
早い学校では、
高3の夏から推薦入試などを行います。
その時点で合格すると、
初年度の学費などを納入する必要がでてくるため、
高3の春くらいまでには入学金+初年度の学費を準備できていると安心でしょう。
②いくら準備が必要か?
上記で述べたとおり、まずは大学入試合格後の初年度にかかる費用は確実に準備が必要になってきます。
もう一度、大学の平均費用の表をみると
初年度の大学別納入額は
- 国公立の場合…約93万円
- 私立大の場合…約133万円
- 私立短大の場合…約111万円
実は、この初年度の費用に関しては
家計の手出しがほとんどなく準備する方法があります。
◎児童手当を活用しよう♪
児童手当とは、0歳〜中学卒業までのお子さまを育てている家庭へ行政から支給される給付金です。
支給金額は年齢によって異なり、
《0歳〜3歳未満》
1万5000円(月額)
《3歳〜小学校卒業まで》
1万5000円(月額)
《中学生》
1万円(月額)
こちらの使用用途はご家庭によって様々ですが、児童手当を全て貯めると
約200万円!
支給されたら使わずに取っておくだけで
大学入学時のお金が用意できるのでおすすめしています。
◎シュミレーションしてみよう!
(事例)
- 現在1歳のお子様が一人いる家庭
- 将来は私立大に進学させることを視野にいれている
- 親元を離れることも考えて、最低でも1000万円は準備してあげたい
こんなご家庭の場合で考えてみます。
ご紹介のとおり、もしも児童手当は使わずに200万円貯めることができたら?
自分たちであと準備しないといけない金額は、800万円。
こちらを高校3年生の18歳までに月々家計から出していくと、
毎月約4万円
ということになります。
児童手当は支給されたら貯めて、家計からも捻出していくという流れになっていきます。
しかしこの負担額が「なんとかなりそう」というご家庭もあれば、そうではないご家庭もきっとあると思います。
そういったご家庭も決して珍しくないので、
「このままでは教育費を毎月貯めていくのが難しそう」
という気づきが生まれただけでも、
大きな一歩です。
そこに気づくことができれば、
あとはお子様の将来のためにどんな行動を取っていけばよいか考えていけばOKです!
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