この記事では、プレママ・プレパパのお二人が産後クライシスを予防し、
家族みんなで心地よい家庭を作っていけるためのヒントを紹介しています。
産後2年は最も夫婦の危機が訪れやすい?!
幸せいっぱいな夫婦生活の中で、
そもそも産後クライシスとは?
「産後クライシス」とは出産後2〜3年の間で急激に夫婦間の愛情が冷え込む現象。
産後クライシスが起こる原因
があげられます。
①産後のホルモンバランス変化
出産後なぜか夫にイライラしてしまう!二人で助け合いながら子育てしたいけどいちいちイライラしてしょうがない・・・
それはホルモンバランスの変化によるものが一つの原因と言われています。
妊娠出産で女性の体の中でホルモンバランスは大きく変化します。
妊娠中に分泌量が増えていた女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が
出産後に急激に減少。
特に「エストロゲン」はお腹の中の赤ちゃんを育てるために重要な役割を果たしていますが、
急激に減少することでママの脳内では働き方が変化して不安や孤独感を抱きやすくなると言われています。
科学的にも産後は精神的に不安定な状態であることが証明されているんですね。
このような時期に、パートナーのちょっとした言動や育児の価値観の違いを見つけてしまうと産前よりも感情が揺らぎやすいのです。
さらに「オキシトシン」と呼ばれるホルモンもイライラに関係しています。
この「オキシトシン」は“幸せホルモン”とも呼ばれていて、
授乳中や子供と触れあっているとき等に多く分泌され、子供やパートナーへの愛情を強める働きをしています。
しかし、最近では同時に「他者への攻撃性」を高める作用もあるのではないかという事が分かってきました。
つまり、たとえパートナーでも育児や家事に関心がない態度だったり、
心ない言葉が多ければイライラの感情を引き起こしやすくなります。
「イライラ」ではなく、愛情を強めるように働かせるように行動していくことがポイントに。
②産前の生活とのギャップ
出産前は何でも自分のペースでできていても、
赤ちゃんが生まれたらそういうわけにはいきません。
普段から行っていた家事にプラスして
寝かしつけ、夜泣きの対応、三時間おきの授乳・・・
家族の健康管理に気を配ったり、予防接種のスケジューリングなどやることに追われる毎日へ変わっていきます。
朝起きるのも、食事をとるのも、家事をするにも赤ちゃんのご機嫌次第でものすごく時間がかかります。(時にはやりたいことが一つも終わらなかった!なんて日も)
そんなときにパートナーが変わらず飲み会に参加、休日は毎回友達と過ごす、
家族ででかける日も自分の用意だけする等
赤ちゃんが生まれる前と同じような生活をしていたら、心のどこかで不公平感を感じてしまいます。
自分ばかりが子育てしている気持ちにもなり、パートナーへの不満とストレスもたまる一方。
そして、ママが一番孤独を感じやすいのは赤ちゃんと二人きりでいる時間が長い昼間。
特に産後数ヶ月は上記のホルモンバランスがまだ整わない関係で、不安が心に積もりやすくなっています。
③夫婦のコミュニケーション不足
赤ちゃんが生まれたら、もうその後は毎日やることも決めることもおおくて
ゆっくりと話し合う時間はとれない!という家庭がほとんど。
さらに普段の育児や生活スタイルの変化からお互いに疲弊していると
お互いの嫌なところにばかり目がいってしまい、
顔を合わせれば喧嘩という状況にもなり、
話す方がストレスを感じやすくなってしまうのです。
すると、次第に会話が減り生活で必要な連絡事項のみ伝え合うというような
冷え切った夫婦関係になってしまいます。
そして、「産後のセックスレス問題」についても産後クライシスでは避けて通れない課題です。
個人差はありますが、ここでもやはり産後のホルモンバランス変化でママの性欲が一時的にダウンするケースがあります。
私自身もその傾向にあり、パートナーのことは好きなのに気持ちが向かないという時があります。
ここで行為に対して「嫌な気持ち」だけ伝えてしまうのは、さらに関係悪化を引き起こすリスクが高まります。
「あなたのことはこれまで通り愛している。でも今は気持ちが向かないから少し時間がほしい」といったプラスの感情も伝えることが大切です。
両方の気持ちを伝えた上で、お互いにとってどのような性生活を送ることが良いのかを考えてみましょう。
ここでうまくお互いの気持ちを伝え合い、双方納得のいく性生活が送れていないことが原因で夫婦仲が冷めてしまう原因にもなり得るのです。
④家事育児に関する価値観の違い、共有不足
家族みんなで笑顔に過ごす!産後クライシスを防ぐために意識することは?
プレパパに意識してほしいこと
①産後3ヶ月は特に育児に関わる姿勢や、ママが休めるような環境づくりに努める
プレママに意識してほしいこと
①誰かに頼ることに慣れておこう
0コメント